分解消滅型生ゴミ処理機
表示ランプ(制御盤)について
処理機本体の動作(ドラム回転・原水ポンプ・停止・運転など)やヒーター電源の入切り、手動、自動運転の設定等を行います。盤の扉を開けるとブレーカーやサーマルの他に、温度センサー・ドラム回転数の値・時間設定の設定ダイヤル(タッチパネル式の場合には、ダイヤルが無く盤の扉のパネルで設定)があります。

運転・停止の設定

●ダイヤル式です。ダイヤル式の場合はパネル内部に設定ダイヤルがあり、緑線が動作OFFの時間の長さ、赤線が動作ONの時間の長さを表し、それぞれを調節します(動作中はダイヤル左上のON時は赤灯・OFF時は緑灯)。

温度センサー

●温度センサーは寒冷時に働く加温ヒーターにも繋がっています。一定温度以下になるとヒーターが働きます。
・オムロンの温度センサー「サーマックS(E5CS)」は、ボタンを押す毎に「現在温度」「設定温度」「警報温度」「入力補正値」と切り替わります。
(ただし、下の蓋を空けて左側の1~6までの「FUNCTION」スイッチで、4番がOFFの場合には、「入力補正値」は表示されません。)
・「設定温度」とは、ユーザーが設定する正常とみなす温度の事で、表示欄左側(℃と印刷された下)に▲(赤)、■(緑)、▼(赤)で、「現在温度」が「設定温度」に対して高い場合には▲、低い場合には▼、偏差が±1%FS以内で■が点灯します。
・「警報温度」とは、その温度になった時に警報出力されて外部に知らせる為の温度です。例えば、50℃になった場合に警報信号が出力されるようにする為のものです。
ボタンを押して「設定温度」を表示させると、表示欄左下の「SP」に■(赤)が点灯。また「警報温度」を表示させると表示欄左下の「AL」に■(赤)が点灯します。
ボタンとボタンで「設定温度」または「警報温度」を上下させます。
※処理機本体基本設定では、設定温度を25℃、警報温度を60℃として下さい。
・設定温度以下になると、表示欄右上の「ON」(制御出力)に■(赤)が点灯し、ヒーターが働きます。
・「警報温度」に達して警報が出力されていると、表示欄右下の「AL」に■(赤)が点灯します。
(押しボタン下のフタを開けて設定する、制御モード切り替えスイッチのNo.1~No.6が全てOFF(下側)の「ON/OFF制御で使うとき」になっています。設定変更は行わないで下さい。)
・ 表示欄下のカバーを開けて、左側の「PROTECTION」の左側スイッチを上側にすると「設定温度」と「警報温度」を変更出来なくなります。

 
●その他、温度センサーの作動状況・設定などについては、別紙の取扱説明書をご覧下さい。

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インバーター

●電気の周波数を変えてモーターの回転数をコントロールし、パワーを調整する装置です。ドラム回転用モーターの設定用に使われます。
●直流電源を任意の周波数の交流電源に変換するPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅制御)による電圧制御方式です。
・周波数・モーター電流・モーター回転数・異常内容・設定値を「表示部」にLED表示させます。
・インバータのPWM出力中と運転指令入力中に「表示部」左の「RUNランプ」が点灯し、設定値入力を行うとPRGランプが点灯します。
・表示部右の「Hzランプ」と「Aランプ」は「表示部」での表示が周波数(Hz)または電流値(A)である事を表します。
・「RUNボタン」で運転開始をし、運転選択時は作動せず、ランプ点灯時のみボタンが効きます。
・「STOP/RESETボタン」で運転停止と異常解除を行います。
・「ボリュームつまみ」でインバータの出力周波数を設定(ランプ点灯時)。
・「FUNCボタン」でコマンド設定状態とデータ設定状態の切り替えおよび拡張機能モードと基本機能モードの切り替えを行います。
・「▲ボタン・▼ボタン」で周波数の上下や設定値の変更を行います。
・「STRボタン」でデータや設定値の設定後に押すと、選択した値が内部記憶されるストア機能です。
例) 数値表示内容を変更する場合(詳しくは別紙取扱説明書をご参照下さい。)
①「FUNCボタン」を押す、
②▲・▼ボタンで「d 01」(出力周波数モニタ)、「d02」(出力電流モニタ)、「d08」(異常モニタ)、「F01」(出力周波数設定)
などのコマンド番号を表示させます。
③もう1度「FUNCボタン」を押して、コマンド毎の内容表示になります。モニタ表示の場合には、このまま運転を継続させます。
(例えば、「d02」を選択してFUNCボタンを押して電流値を表示させ、電流値をモニタしながら運転させるなど)
④設定値変更を行う場合は、その設定が完了したら「STRボタン」を押して内部記憶させます。

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※安定稼動の為にも本、取扱い説明書に従って、ご使用・メンテナンスを行って下さい。
※処理機が自動運転にならない場合、自動運転を停止してから処理機主幹ブレーカーを切って下さい。10秒程度したら再びブレーカーを戻して別紙制御盤取り扱い説明書に従って、自動運転に復帰させて下さい。それでも復帰しない場合は、ご使用状況・症状・動かない機器などと共に販売店にお知らせ下さい。